Suomen Kieli Ja Suomen Musiikki

アラフィフにしてフィンランド語の勉強を始めたおばさんの、はちゃめちゃフィンランド語独習記録です。なるべく間違ったことは書かないようにするつもりではありますが、なにぶん独学なのでその保証はできませんから、悪しからずご了承ください(苦笑)

フィンランド語独習ノート14ページ目 動詞の人称変化②

今日はタイプ②の動詞の人称変化を見ていきたいと思います。

タイプ②は、語末が -da または -dä で終わる動詞です。

 

syödä (eat , essen)

juoda (drink , trinken)

saada (get , bekommen)

 

このタイプは語末の -da , -dä を落としてから変化させます。

 

人称 syödä juoda saada
一人称単数 syön juon saan
二人称単数 syöt juot saat
三人称単数 syö juo saa
一人称複数 syömme juomme saamme
二人称複数 syötte juotte saatte
三人称複数 syövät juovat saavat

 

変化形は基本的にはタイプ①とほぼ同じなんですが、3人称単数の時にこれ以上何も付けません。

語彙がまだまだ少ないんで、あんまり例を思いつかないんですが、私の知る限りでは

このタイプの動詞は語末の -da , -dä を取るとみんな二重母音なんですよね。

で、フィンランド語では原則的に3重母音禁止なので、もう1個母音を重ねることはしないのではないか・・・と今のところ思ってるんですが違ってたらすまん(;^_^A

 

このタイプの動詞で例外が2つだけあります.

 

nähdä (see , sehen)

tehdä (do , tun)

 

人称 nähdä tehdä
一人称単数 näen teen
二人称単数 näet teet
三人称単数 näkee tekee
一人称複数 näemme teemme
二人称複数 näette teette
三人称複数 näkevät tekevat

 

もともとは näkeä ,  tekeä という綴りだったので、それを基にして活用させるらしいのですが、どう変化させたらこうなるのかよくわかんないので、もう不規則動詞と思って覚えた方がいいかもしません(笑)

 

tehdä の三人称単数 tekee

と言えば思い出すのが、NIGHTWISHフィンランド語で歌っている名曲

゛Kuolema Tekee Taiteilijan ” 

 

youtu.be

 

tehdä はかなり意味の広い単語で、上では do(独:tun)と訳語を当てていますが、make(独: machen)の意味もありまして、このタイトルは英語では " Death Makes an Artist ” となるそうです。

この動画は英語の対訳もついてますが、正直英語だって全然できるわけではないので、意味は全然わかんないまま覚えて歌っています(^o^♪

 

 

フィンランド語独習ノート13ページ目 動詞の人称変化①

フィンランド語のbe動詞に当たる olla の人称変化については以前に書きました。

大事なので復習してくださいね。

 

faulpelz.hatenablog.com

 

今回はそれ以外の動詞の人称変化を勉強したいと思います。

人称変化の仕方には6つのタイプがあるそうですが、まず動詞の8割方を占めるというタイプ①の動詞の変化を見てみましょう。

このタイプというのは、語末が母音+a(またはä)で終わっている動詞。

puhua (speak, sprechen)

ostaa (buy, kaufen)

asua (live, wohnen)

laulaa (sing, singen)

kysyä (ask, fragen)

等々・・・

 

このタイプの動詞は、まず語尾の a(またはä)を落として、それに決まった語尾を付けるだけの規則動詞なので、さっくり覚えましょう。

語尾は以下の通りになります。↓

 

一人称単数 -n
二人称単数 -t
三人称単数 母音を重ねる
一人称複数 -mme
二人称複数 -tte
三人称複数 -vat, -vät

 

 実際に上に挙げた動詞を変化させてみましょう。

 

  puhua ostaa asua laulaa kysyä
一人称単数 puhun ostan asun laulan kysyn
二人称単数 puhut ostat asut laulat kysyt
三人称単数 puhuu ostaa asuu laulaa kysyy
一人称複数 puhumme ostamme asumme laulamme kysymme
二人称複数 puhutte ostatte asutte laulatte kysytte
三人称複数 puhuvat ostavat asuvat laulavat kysyvät

 

実に規則的であります。

 

タイプ②~の変化についてはまた後日。

 

フィンランド語独習ノート12ページ目 フィンランド国歌を聴いてみよう~所有接尾辞~

みなさんフィンランドの国歌聴いたことありますか?

‟Maamme” というタイトルで、YouTubeにもいっぱい動画が上がってますが、メタラーにお勧めの逸品を是非ご紹介したいと思います。

 

youtu.be

↑これを歌ってるのは、フィンランドの誇るシンフォニックメタルバンド、NIGHTWISHの初代ヴォーカリスト、ターヤ・トゥルネンです。

初めてNIGHTWISHを聴いた時は衝撃を受けましたね~。メタルとオペラがこんなにも合うものだとは思いもしませんでした!

残念ながらその時には彼女は既に脱退してしまっていたんですが・・・まあその話は後日改めてまた書くことにいたしましょう。

 

 

youtu.be

こちらは STRATOVARIUS のティモ・コティペルトが歌ってます。

何かのイベントですかね? 

後ろの人たちも名のあるミュージシャンと見受けますが、よくわかりません(-_-;)

 

どちらも歌う前に ‟Maamme laulu” とアナウンスされているのが聞き取れます。

laulu は「歌」という意味です。「歌う」は laulaa

日本風に言うなら「国歌斉唱」って言ってる感じですかね?

 

このタイトルは「私たちの国」とか「我らが祖国」とか訳されます。

‟maa”(国)という名詞に「私たちの」という意味を表す語尾‟-mme” を付けて、「私たちの国」となるわけです。

フィンランド語では、名詞に誰の物かを表す語尾を付けて、1語だけで所有を表すことができるのです。

この語尾は所有接尾辞と言いまして、もちろん所有者が誰かによって人称変化します。

変化形は下記の通りです。

 

一人称単数 私の -ni
二人称単数 あなたの -si
三人称単数 彼(女)の -nsa, -nsä
一人称複数 私たちの -mme
二人称複数 あなたたちの -tte
三人称複数 彼(女)たちの -nsa, -nsä

 

 三人称は単複同形ですから、そこんところは文脈で区別するしかないようです。

 

 所有と言ったら所有代名詞なり所有冠詞なりを名詞の前に置くもんだとばっかり思ってましたが、こういう文法もあるんですね。

 これもまたちょっと驚きのシステムですよね~

 

 しかし実のところ、主語の属格形を名詞の前に置くという方法もありまして、その場合はこちらを使います。↓

英語の所有格 my, your, his, her, our, your, their に当たります。

(ドイツ語では所有冠詞というのを使うので、ここでは話がややこしくなるので省略)

 

一人称単数 私の minun
二人称単数 あなたの sinun
三人称単数 彼(女)の hänen
一人称複数 私たちの meidän
二人称複数 あなたたちの teidän
三人称複数 彼(女)たちの heidän

 

つまり、「私たちの国」と言いたいときには、meidän maa と言ってもいいし、maamme と言ってもいいわけですが、両方付けるのが正式なフィンランド語らしいのです。

ですから 本当は meidän maamme というのが正しいということになるわけですが、どっちかあれば意味は分かるのに両方付けるというのはいかにもめんどくさいですよね。

めんどくさいことはなるべくやりたくない、というのは人類共通の心理のようで(笑)フィンランド人も普段はどちらかは省略するそうです。

どちらを省略するかは場合によるのかもしれませんし、まだ私の知らない何か未知の法則があるのかもしれませんが、たいていは所有接尾辞オンリーの方が多いような気がします。

国歌のタイトルからしてそうですしね。

 

ちなみにジブリのあの名作『となりのトトロ』は、フィンランド語では ‟Naapurini Totoro” と訳されているそうです。

naapuri が「隣人」なので、「私のお隣さんトトロ」というわけですね。

 

f:id:Faulpelz:20200920233022j:plain

 

 

 

猫の毛色の表現と鯖に関する一考察

なーんて、格調高い論文みたいなタイトル付けてみましたが、内容は全然大したものではございません(笑)

 

前記事を書く際に、ウチの猫のような茶色縞模様の猫のことを言い表す言葉が何かあるんじゃないかと思って調べたところ、キジトラとわかりました。

調べているうちにちょっと面白いなーと思うことがあったので書いてみます。

猫好きの方はご一読ください。

 

f:id:Faulpelz:20200911234141j:plain

 

 日本語では猫の毛色や模様をこんなふうに呼びます。

もっと細かい分類もあるようですが、だいたいこんな感じに分類されます。

(毛色の呼び方であって、品種は関係ありません)

 

キジトラは文字通り、キジ(雄は派手なので、雌限定ね)のような色でトラ柄なのでこう呼ばれます。

英語では brown tabby または blown mackerel tabby と言います。

mackerel というのは魚のサバのことなので、茶色いサバ模様の猫、と表現しているわけです。

 

同じ模様でも違う物で例えてることになりますが、そんなのはお国柄の違いですから別にとやかくいう事ではありません。

話がややこしいのはサバトラ猫。

上の図見ていただいたらわかると思いますが、キジトラのもっと色味のないやつ、灰色縞模様の猫のことをサバトラと言うんですね。

サバのような色でトラ模様、というわけです。

ちょっと青みのかかった灰色をサバに例えてるんですね。

英語にすると、grey(silver)mackerel tabby になるわけですが、同じ毛色の猫を例えるのに同じ魚を使ってるのに、日本語では色として、英語では模様として扱ってるのが面白いな~と思ったんで書いてみたんですが・・・書いてみたら意外としょーもなかったな(笑)

 

ちなみに茶トラですが、blown はもうキジトラに使われてるのでどうするか?

じゃあ light blown かと思いきや、この色は赤またはオレンジで表されて、red(orange)tabby になります。

色の範疇も言語によって変わるものなんですね。

でもこういう色の髪の毛のこと、日本語でも赤毛って言いますもんね。

 

ちなみにドイツ語では、日本語と同じでトラ(Tiger)を使います。

braun getigert , grau getigert , rot getigert 

となります。

 

フィンランド語では、前回使った raidallinen 以外に何か言い方があるかどうか、引き続き探していきたいと思います。

もっとも探し当てたところで、母国語でさえ今までちゃんと知らなかったような語彙、使う機会があるかは疑問ですが(笑)

 

 

フィンランド語独習ノート10ページ目 猫を飼ってます~複数形の作り方~

皆さんご存知、英語には『複数形』ってもんがありますよね~

不規則変化もありますけど、英語ではだいたい -s を付けますね。

我々からすると、1個だけの時と2個以上の時となんで区別せなあかんのか不思議でしょうがないですけどね~(。´・ω・)?

覚えるのもたいへんだし…。

 

 ドイツ語ではもうちょっといろんなパターンありますけど、やっぱり単数形複数形があります。

そして残念ながら(笑)もちろんフィンランド語にも単数複数の区別があります。

フィンランド語の複数形の印は語尾の ーt になります。

 

単数形 - 複数形

kissa(猫)- kissat

kirja(本)- kirjat

talo(家)- talot

 

といった感じです。

talot は「タロット」って読みたくなっちゃうけど小さい ッ は要りませんから要注意ですよ(笑)

 

例えば、猫を飼っているなら、1匹だけの場合

Minulla on kissa.

 

所有文は独習ノート6ページ目で触れました。

主語の接格+on+持ってる物の主格で表します。

 

 

2匹以上で、特に数を意識してないなら

Minulla on kissat.

 

まあここまではいいとして、フィンランド語の不思議なところは、2以上の数詞がついて具体的な数に言及する時は、なぜか複数形ではなくて『分格』を使う、ということです。

理由はよくわからないんですが、そういうものだと思って覚えるしかないです。

 何匹飼ってるの?って聞かれたら、ウチでは2匹飼ってますので

2(kaksi)kissaa

 

となるわけです。

語末の -a または -ä が分格の印です。

 

で、ここからが更にフィンランド語の不思議なところなんですが、その名詞を修飾する形容詞が付いている場合、形容詞にも同じように -t を付けないといけません。

黒猫だったら・・・

 

単数形 musta kissa

複数形 mustat kissat

 

となるわけです。

英語に例えると blacks cats となるイメージですね。

そしてさらに、数詞を付ける時は・・・そう、ご想像の通り、形容詞も分格の形にしないといけないんですね~

フィンランド語では名詞を修飾する形容詞も併せて変化させるんです。

ウチの猫ズは黒とキジトラなんですが、めんどくさいんでこの際2匹とも黒といたしますと

 

kaksi mustaa kissaa

 

となるハズです、多分(笑)

 

ちなみにキジトラをフィンランド語でなんというか・・・さすがにわかりませんでしたが(笑)

 

harmaa raidallinen kissa(灰色の縞模様の猫)というセンテンスを見つけたので

ruskea raidallinen kissa(茶色の縞模様の猫)でいいと思います。

 

今度は2匹ともキジトラとすると

 

複数形 ruskeat raidalliset kissat

分格形 (kaksi)ruskeata raidallista kissaa

 

となります。

なんというめんどくささでしょう( ;∀;)

 

※ ruskea は語尾が二重母音なので、分格にするときは ーta を付けます。(三重母音は原則禁止なので)

※ 語尾が ーnen で終わる語を変化させるときはまた特別ルールがあるのですが、長くなるのでいずれまた。

 

f:id:Faulpelz:20200905195753j:plain

 

 

フィンランド発スマホゲーム Empires&Puzzels

いやはや、時の経つのは早いですね。

若い頃はすごく時の流れがゆっくり感じられていたので、「この調子だと一生ってすごく長いな~」なんて思ってたんですが・・・

 

youtu.be

 👆こんな感じでゆったり時が流れていたのに

 

 

加齢に伴ってどんどん月日の経つのが早くなって、今ではこんな感じです👇

youtu.be

 SONATA ARCTICA  の曲でもって時間の体感速度を例えてみました。

 あくまで曲のテンポの問題で、曲調は関係ありません(笑)

 

冗談はさておき、気が付けば前回のエントリーから1か月以上経ってしまっております。

語学ブログにあるまじき更新の遅さで誠に面目ない事でございます。

少しづつでも毎日積み重ねないといかんのに・・・まあ毎日は無理でももうちょいマメに更新していきたいと反省しております。

 

ブログをサボってた間何をやってたかというと、実はゲームにハマってました。

いろんなゲームアプリをダウンロードしてやりまくってたんですが、「これではいかん!」と目を覚ましまして、こうして復帰してまいりました(;^_^A

私がやってたのはここで取り上げてるのとは別の物なんですが、なんせ無料のゲームアプリばっかりだったんで、ゲームの広告動画が実にしょっちゅう流れるんですよね。

お金を払えばもちろん広告をカットすることもできるんですが、趣味にお金をかけないのがモットーなのでずっと無課金でやってますから、頻繁に目にします。

その中でもこの Empires&Puzzels というアプリの動画がすごく多い。

 

f:id:Faulpelz:20200829090955p:plain

 

マッチ3系バトルと城塞建造要素が組み合わされた、完全新規軸RPGゲーム・・・だそうですが、私はこの手のゲームはやらないのでよくわかりません(-_-;)

どうやらパズルを解いてドラゴンとか敵キャラを倒していくみたいです。

 

 ある時動画の中にフィンランドという文字があるのを見つけまして、ちょっと調べてみたら、どうやらフィンランド の会社が作ってるみたいです。

 

f:id:Faulpelz:20200829090136p:plain

 

絵柄のセンスが日本の物じゃないとは思ってたけど、そっかフィンランド産かと納得。

そう思ってみると、なんだかあっちのミュージシャンに似てるようなキャラがいっぱいおるな~と思うのは私だけ?(笑)

 

ちなみにフィンランド語でドラゴンは lohikäärme 

むりやり読みがなをつけるとロヒカールメ、というのですが、これは複合語で

 

 lohi サーモン

 käärme ヘビ 

 

ドラゴンのことを鮭+蛇で表現しちゃうフィンランド人の感性に、なんでやねん!とついツッコミ入れたくなりますが、なんか好きです(笑)

フィンランド語独習ノート9ページ目 書いてある通りに読みましょう

皆さん、name と書いてあったら何と読みますか?

もうなんの躊躇もなく「ネーム」と読むんじゃないでしょうか?

(「ネイム」と書いた方が原音に近いかもしれませんが)

当たり前すぎて何とも思わなくなってるかもしれませんが、なんでこのスペルで

「ネーム」になるんだと不思議に思ったことありませんか?

 

英語はスペルと発音の差に悩まされますよね。

スペルと発音をいちいち覚えないといけない。

英語の授業が始まったばかりの頃、friend の発音は「フレンド」で、スペルは「フリエンド」という覚え方をしていたのを懐かしく思い出します。

 

ドイツ語は英語よりもスペルと発音が一致しているので、勉強を始めたころは「なんて楽なんだ!」と感動していました(笑)

相違点もありますが、それさえ覚えてしまえば基本的にはローマ字読みすればOK

ドイツ語で「名前」は Name と言いますが、そのまま「ナーメ」とよめばよろしい。

(名詞なので大文字で書き始めるのがドイツ語のルールです。)

 

 ところがフィンランド語では更にスペルと発音が一致しています。

ホントに見たまま読めばいいのです。

私はまだ持ってないんで見たことないんですが、なんでもフィンランド語の辞書には発音記号が載っていないのだとか。 必要ないから。

 

name と書いてあれば「ナメ」と読みます。

母音を伸ばす場合(長母音)は重ねて書くので、「ナーメ」と書きたいなら naame 

となります。

もっとも、フィンランド語に name とか naame とかいう単語があるのかどうか知りませんけど(笑)

 

子音が2つ重なっていれば促音(小さい ‟っ” )です。

しかし日本語ではあり得んところにこの ‟っ” が入ることもあるので、慣れないうちは難しいかも。(長母音の後に ‟っ” とか、 ‟っ” の後にラ行の音が来るとか、普通日本語ではありませんよね?)

 

あと、日本語のローマ字と読みが違う文字が J、W、Z

W、Z は外来語専用文字なので、重要なのは Jです。

ヤ行の音になるので、例えば Japani (日本)は「ジャパニ」ではなく「ヤパニ」になります。

W は今のところ WALTARI 以外では見たことないけど(笑)V と同じ音だそうです。

なので WALTARI も、日本では英語読みでワルタリと表記されてますが、本当は「ヴァルタリ」になるはず。

Z はツェット。実際の読みは「ツ」になります。

 

この3つの小文字は、ドイツ語も同じ読み方をします。

 

ところで、ツェットと言えば思い出すのがこの漫画です!

f:id:Faulpelz:20200709012050j:plain

 青池保子先生の『エロイカより愛を込めて』の、今で言うスピンオフ作品ということになるんでしょうね。

思えばドイツ語を始めたのも、エロイカに出てくるエーベルバッハ少佐がカッコいいからという実にミーハーな理由だったことを思い出した・・・。

 

 

秘密結社鷹の爪

先日テレビをつけましたら、たまたまこのアニメやっておりまして

f:id:Faulpelz:20200706002850j:plain

↑この画面左の青いコスチューム着てるおっさん、デラックスファイターというキャラですが、こいつのセリフが耳に入ってきました。

 

「父さん今日、フィンランド行ってきたんだ。木こりの暴動を鎮圧してきたんだぞ。ほらっ、お土産は携帯電話とキシリトール歯磨きだ」

 

激しく脱力しました・・・・

 

もちろん冗談で言わせてるんでしょうが、フィンランドのイメージってこんなんなんでしょうかね(笑)

 

ちなみに上の画面右端のキャラはフィリップというんですが、あの PANTERA のフィリップ・アンセルモがモデルになっております。

モデルと言っても似てはいないけどね(笑)

  

f:id:Faulpelz:20200706003556j:plain

 

私のお気に入りはレオナルド博士。かわいい💛

 

f:id:Faulpelz:20200706004146j:plain

 

 

 

フィンランド語独習ノート8ページ目 Suomen vokaalin ääntäminen

フィンランド語母音の発音』とタイトルつけたつもりですが、単語や語形変化が合っている保証はありません。悪しからず・・・。

 

さて、フィンランド語の文字については7ページ目でざっと書きましたが、もう少し詳しく発音を確かめていきましょう。

フィンランド語には母音が8つあります。

A I U E O は日本語のアイウエオでまあ差し支えないと思われます。

Uは気持ち唇をしっかり丸めて発音するようにしたらなお良し。

問題は上にチョンチョンのついたやつです。

近年ではわりとあちこちで見かける機会も増えてきたような気もしますが、まだまだなじみのない文字ではあります。

フィンランド語でなんというかまだ分からないんですが、ドイツ語ではこのチョンチョンはウムラウトと言いまして、Ä(アー ウムラウト) Ö(オー ウムラウト) Ü(ウー ウムラウト) の3つがあります。

 

Ä アとエの中間の音 アの口の形でエと発音する

Ö オとエの中間の音 オの口の形でエと発音する

Ü ウとイ の中間の音 ウの口の形でイと発音する

 

ざっくりこんな感じです。

このうち Ä と Ö はフィンランド語にもあります。発音も同じようなもんです、多分(笑)

残り1個の母音は、なんと ❝ Y ❞ です。Σ(・□・;)

発音はウとイ の中間ということなので、音としてはこれが Ü に相当するわけですね。

 

後日別口で詳しく書くつもりですが、フィンランド語には『母音調和』という大原則がありますので、A と Ä の違いは非常に重要だと思われます。

しっかり区別できるようにしておきましょう。

A と Ä の違いで別の意味になっちゃう単語もありますしね。

ranta と räntä とか。

ranta は岸、岸辺

räntä はみぞれ

ranta に räntä が降るんならいいけど、逆になったらえらいことです(笑)

 

f:id:Faulpelz:20200705231102j:plain

 

✖✖✖✖ミクスチャーバンド!? WALTARI

f:id:Faulpelz:20200628225653j:plain

さて、ちょっと寄り道してしまいましたが、バンドの方のWALTARIです。

ずいぶん昔から名前は知っていたんですが、なぜか今まで聴く機会がなく、ホントに名前しか知らないという、全くの白紙状態。

私が名前を知っているからにはメタルバンドには間違いないと思うんだけど・・・

改めて調べてみますと、アルバムごとに様々なジャンルの音楽の要素を取り入れているバンドのようです。

スラッシュ、デスメタル、パンク、インダストリアル、シンフォニー、等々、もうやりたい放題。為に一部では『変態ミクスチャーバンド』などと呼ばれているそうな(笑)

あまりなじみのないジャンルなので私にはちょっと無理かな~と思いつつ、恐る恐る聴いてみましたが・・・意外とイイじゃん!Σ(・□・;)

まあ今のところ、YouTubeで何曲かさっと聴いてみただけの印象ですけどね。

Voの声質や歌い方は決して私の好みとは言えないんですが、いろんな音楽の要素をちゃんと消化して自分たちの物にしてると感じられるし、好き嫌いはともかくとして、クオリティ高いなと思います。

 

youtu.be

 

youtu.be

 

youtu.be

 

↑この一番下の曲はどうやらフィンランド語と英語のミックスで歌われているみたいですね。

サビの部分は英語みたいなんですが、他の部分は多分フィンランド語です。

多分ですよ多分(笑) 少なくとも英語じゃないと思う。

 

ホントいろんなことやってる変なバンドです(笑) 

聴けば聴くほど良さがわかっていくんだろうな~とは思うんですが、もともと音楽的ストライクゾーンの極めて狭い私にはいささが荷が重いです。

じっくり聴き込むほどの時間も取れないしねぇ。

しかしまあ一聴の価値はあるバンドだと思うので、興味のある方は是非どうぞ。

 

7人もメンバーがいて、なんとギターが4本というトンデモ編成らしいですね(笑)

メンバーの中にWaltariさんがいるのかと思いきや、実はそうではなく、前記事の作家Mika Waltari にちなんで名付けたそう。

Mika Waltari も数多くのジャンルの本を手掛けたとか、文学以外のジャンルもまたにかけて活躍したとかの評がありますので、共通点を感じます。

いや、むしろそういう、ジャンルにこだわらない活動を願って名付けたのかもしれませんね。


f:id:Faulpelz:20200628225914j:plain

Mika Waltari 『エジプト人』

suomen aakkoset の "w" は外来語にのみ使われるということでしたが、確かWALTARI というバンドがいたな~と思い出して、ちょっと調べてみることにしました。

 

検索かけてみると、バンドのWALTARIと共に Mika Waltari という名前がズラーっと出てきました。

どうやら Waltari というのは人名のようですね。

それならまあ、 "w" が使われることもありうるかもしれません。

フィンランドっぽい名前ではありますけどね。

 

浅学にして知りませんでしたが、Mika Waltari というのは有名な作家さんで、フィンランドを代表する文豪といった感じ。

エジプト人』というのが代表作だそうで、たくさん情報が出てきます。

古代エジプトを舞台にした歴史小説で、映画化もされているそう。

 

f:id:Faulpelz:20200612012620j:plain

f:id:Faulpelz:20200612012855j:plain


1954年公開なのでかなり古い映画ですが、ベン・ハーみたいな感じでおもしろそう。

そのうち見てみたいと思います。

原作はきっと超大作なんでしょうね~

そんな本を原文で読み下せるようになれたらいいんですが、多分絶対無理なので、日本語訳で読んでみたいと思います。

主人公がシヌヘ、ヒロインの王女がバケタモン、って、名前がちょっとアレですが・・・ん? この名前、なんかどこかで見た覚えがある・・・

と思ったらなんと、田中芳樹さんがアルスラーン戦記6巻『風塵乱舞』のあとがきで勧めておられた本のことではありませんか!!Σ(・□・;)

 

フィンランドの作家さんが書いた波乱万丈の歴史ロマンで、皆さんにご一読をお勧めします。ただ、主人公の名前がシヌヘ、美しい姫君の名前がバケタモンなんだよなあ・・・』

 

確かに日本的音感としてはどうなん?って感じですが、その辺フィンランド的にはどうなんでしょうかね~?

ちなみに主人公を誘惑する性悪美女がネフェルネフェルネフェルというらしいんですが・・・一回でええやん!とツッコミたくなるのは私だけではないはず(笑)

 

『ミイラ医師シヌヘ』というタイトルで抄訳が出てるらしいので、まずはこれを探してみよう。

f:id:Faulpelz:20200612015738j:plain

 

天野喜孝さんのイラストが美しい、角川版アルスラーン戦記⑥風塵乱舞

f:id:Faulpelz:20200612015852j:plain

 

 

フィンランド語独習ノート7ページ目 Suomen kielen aakkoset 

今日はフィンランド語のアルファベットと発音について勉強したいと思います。
本当なら一番最初に書くべきことかもしれませんが、なにしろ思い付きで書いてるもんですいません(汗)
aakkoset というのがアルファベットのことです。

 

 大文字/小文字  名称  読み方
 A / a  aa  アー
 B / b ※  bee  ベー
 C / c ※  see  セー
 D / d  dee  デー
 E / e  ee  エー
 F / f ※  äf  アェフ
 G / g  gee  ゲー
 H / h  hoo  ホー
  I / i  ii  イー
 J / j  jii  イィー
 K / k  koo  コー
 L / l  äl  アェル
 M / m  äm  アェム
 N / n  än  アェン
 O / o  oo  オー
 P / p  pee  ペー
 Q / q ※  kuu  クー
 R / r  är  アェル
 S / s  äs  アェス
 T / t  tee  テー
 U / u  uu  ウー
 V / v  vee  ヴェー
 W / w ※  kaksois v  カクソイス ヴェー
 X / x ※  äks  アェクス
 Y / y  yy  ユー
 Z / z ※  tset  ツェット
 Ä / ä  ää  アェー
 Ö / ö  öö  オェー
 Å/ å  ruotsaleinen o  ルオツァライネン オー

 

全然見たことねえ~、なんて読むのか見当もつかねぇ~という文字はないと思います。
それだけでもかなり安心感ありますよね(*^_^*)

読み方はもちろん、無理やり日本語で表記したらだいたいこんな感じ~というくらいのものです。

カタカナで書いてしまうと、i と j の区別がよくわからないですが、実際に話す時は   j はヤ行の発音になると思っておけばいいです。

Å/ å の発音はオーですが、これはまだ私も見たことないくらい(と言ってもまだそんなに勉強してないけど)めったに使われません。ルオツァライネンというのはフィンランド語で『スウェーデンの』という意味で、もともとスウェーデン由来の文字。フィンランドには5~6%くらいスウェーデン語人口もいますので、両方とも公用語になってますが、そのスウェーデン系の人名や地名くらいにしか出てこないみたいです。

 

※印の文字はフィンランド語本来のものではなく、外来語のみに使われるそうですが、

昔、確かフィンランドのバンドで WALTARI っていたような・・・

 

フィンランド語独習ノート6ページ目 お腹がすいたよ~所有文の作り方①~

息子が、パパに新しく買ってもらったというTシャツを見せてくれました。

f:id:Faulpelz:20200524224322j:plain

なかなかナイスセンスですね~(笑)

 

そこで思いついたのですが、『お腹がすいた』をどう表現するのか調べてみましょう。

英語では写真の通り、主語+be動詞+hungry(形容詞) であることは皆さんご存知の通り。

ドイツ語では、主語+haben+Hunger と表現するのが一般的です。

主語が私なら Ich habe Hunger. となります。

haben は英語で言うところの have で、Hunger は空腹という意味の名詞なので、『空腹を持っている』と表現するわけですね。

 

フィンランド語はどっちのタイプかと言うと・・・

 

空腹を持っている、と表現するという点ではドイツ語タイプとも言えますが、フィンランド語の所有文はなかなか難物です。

フィンランド語には格が15個もあるという話は以前にもチラっと書きましたが、その中の接格という格を使って所有を表すのです。

接格は大まかに言うと『~の上で』という意味ですが、主語の接格形+ on(olla の三人称単数形)+名詞で所有の意味になります。

私が空腹なら、minulla(minä の接格形)+ on + nälkä(空腹)

Minulla on nälkä. で、私の上に空腹がある=私は空腹を持っている=私は空腹です、となるわけです。

・・・どうです?

「なんでやねん!?」ってツッコミたくなりませんか?

しかしまあ、人様の言語に文句を言っても始まらないので、こーゆーもんだと覚えるほかございません(笑)

 

ちなみに喉が渇いている場合は

Minulla on jano.(独:Ich habe Durst. 英:I am thirsty.)

となります。

  jano と Durst は『のどの渇き』という意味の名詞です。

空腹と違って、日本語ではちょっとしっくりくる訳語がありませんが、喉の渇きを持っている=喉が渇いている、というわけですね。

 

フィンランド語独習ノート5ページ目 人称代名詞と ‟olla” の人称変化

olla はドイツ語では sein, 英語ならいわゆる be動詞にあたる、一番大事な動詞。

今日はその人称変化を勉強したいと思います。

 

   Suomi (olla)  Deutsch (sein)  English (be)
一人称単数 minä olen ich bin I am
二人称単数 sinä olet du bist you are
三人称単数 hän on er/sie ist he/she is
一人称複数 me olemme wir sind we are
二人称複数 te olette ihr seid you are
三人称複数 he ovat sie sind they are

 

三か国語併記で表を作ってみました。比べてみると、英語ではかなり人称変化が廃れていることがわかりますね。人称6つのうち4つまで are で済ませちゃうんですから。

フィンランド語では動詞はガッツリ人称変化します。

動詞を見ただけで人称がわかってしまうので、人称は省略されることも多いのだとか。

 

ちょっと驚きなのが、フィンランド語では三人称単数で男女の区別をしないこと。

『彼』も『彼女』も ‟hän” でOK。

性別のよくわかんない人について話す時に悩まなくて済みます(笑)

 

また、ドイツ語では、二人称単数の du は親称と言って、親しい間柄で使うもの。

改まった相手とは敬称で話すのですが、敬称には三人称複数の Sie を使います。

(その場合は文中でも大文字で書き始める)

ところがフィンランド語ではそういう場合に二人称複数の te を使うそうで、言語によってなぜこういう違いがあるのか、考えるのもおもしろそうです。

ま、私には人生の残り時間が少ないので、そんな事は誰かに任せますが・・・

 

フィンランド語独習ノート4ページ目 もう少しご挨拶を

いやー、毎日書き続けるつもりで始めたブログですが、連投四日目にして早くも欠場してしまいました・・・

まあ気にせずやっていきましょう(笑)

継続こそが大事ですから(と言い訳ww)

 

基本的な挨拶の言葉は前に書きましたが、勿論もっといろいろな言葉があります。

 

初めて会う人にははじめまして Hauska tutustua (tavata)

最初のうちは Hyvää ~ で始まるフォーマルな挨拶で

仲が良くなってくればくだけた感じで Hei  Moi  Terve で始まり

Heihei Moimoi で別れます。

カジュアルな別れの挨拶にはもっといろいろ言い方があり、

Moikka,Heippa,No hei sitten 等も。(じゃあね、またね、といったニュアンス)

また会いましょう Nähdään もよく使われるようです。

 

謝るときは Anteeksi

人を呼び止めるときなどにも使えるので、日本語の「すみません」に近い意味合いだと思います。

 

そしてこれ、ひょっとして一番大事な言葉かもしれない。

Kiitos ありがとう

カジュアルに Kiitti という言い方もできます。

もっと丁寧にお礼を言いたいときには Kiitoksia

さらに謝意を Kiitos paljon ( paljonは『たくさん』という意味)

 

元気ですか? Mitä kuuluu? と聞かれたら

Kiitos hyvää! 元気です!

特にいつもと変わりなければ Ei erikoista.

 

眠くなってきたので今日はこの辺で。

Hyvää yötä!

Kauniita unia!(良い夢を!)