Mika Waltari 『エジプト人』
suomen aakkoset の "w" は外来語にのみ使われるということでしたが、確かWALTARI というバンドがいたな~と思い出して、ちょっと調べてみることにしました。
検索かけてみると、バンドのWALTARIと共に Mika Waltari という名前がズラーっと出てきました。
どうやら Waltari というのは人名のようですね。
それならまあ、 "w" が使われることもありうるかもしれません。
フィンランドっぽい名前ではありますけどね。
浅学にして知りませんでしたが、Mika Waltari というのは有名な作家さんで、フィンランドを代表する文豪といった感じ。
『エジプト人』というのが代表作だそうで、たくさん情報が出てきます。
古代エジプトを舞台にした歴史小説で、映画化もされているそう。
1954年公開なのでかなり古い映画ですが、ベン・ハーみたいな感じでおもしろそう。
そのうち見てみたいと思います。
原作はきっと超大作なんでしょうね~
そんな本を原文で読み下せるようになれたらいいんですが、多分絶対無理なので、日本語訳で読んでみたいと思います。
主人公がシヌヘ、ヒロインの王女がバケタモン、って、名前がちょっとアレですが・・・ん? この名前、なんかどこかで見た覚えがある・・・
と思ったらなんと、田中芳樹さんがアルスラーン戦記6巻『風塵乱舞』のあとがきで勧めておられた本のことではありませんか!!Σ(・□・;)
『フィンランドの作家さんが書いた波乱万丈の歴史ロマンで、皆さんにご一読をお勧めします。ただ、主人公の名前がシヌヘ、美しい姫君の名前がバケタモンなんだよなあ・・・』
確かに日本的音感としてはどうなん?って感じですが、その辺フィンランド的にはどうなんでしょうかね~?
ちなみに主人公を誘惑する性悪美女がネフェルネフェルネフェルというらしいんですが・・・一回でええやん!とツッコミたくなるのは私だけではないはず(笑)
『ミイラ医師シヌヘ』というタイトルで抄訳が出てるらしいので、まずはこれを探してみよう。
天野喜孝さんのイラストが美しい、角川版アルスラーン戦記⑥風塵乱舞