Suomen Kieli Ja Suomen Musiikki

アラフィフにしてフィンランド語の勉強を始めたおばさんの、はちゃめちゃフィンランド語独習記録です。なるべく間違ったことは書かないようにするつもりではありますが、なにぶん独学なのでその保証はできませんから、悪しからずご了承ください(苦笑)

猫の毛色の表現と鯖に関する一考察

なーんて、格調高い論文みたいなタイトル付けてみましたが、内容は全然大したものではございません(笑)

 

前記事を書く際に、ウチの猫のような茶色縞模様の猫のことを言い表す言葉が何かあるんじゃないかと思って調べたところ、キジトラとわかりました。

調べているうちにちょっと面白いなーと思うことがあったので書いてみます。

猫好きの方はご一読ください。

 

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 日本語では猫の毛色や模様をこんなふうに呼びます。

もっと細かい分類もあるようですが、だいたいこんな感じに分類されます。

(毛色の呼び方であって、品種は関係ありません)

 

キジトラは文字通り、キジ(雄は派手なので、雌限定ね)のような色でトラ柄なのでこう呼ばれます。

英語では brown tabby または blown mackerel tabby と言います。

mackerel というのは魚のサバのことなので、茶色いサバ模様の猫、と表現しているわけです。

 

同じ模様でも違う物で例えてることになりますが、そんなのはお国柄の違いですから別にとやかくいう事ではありません。

話がややこしいのはサバトラ猫。

上の図見ていただいたらわかると思いますが、キジトラのもっと色味のないやつ、灰色縞模様の猫のことをサバトラと言うんですね。

サバのような色でトラ模様、というわけです。

ちょっと青みのかかった灰色をサバに例えてるんですね。

英語にすると、grey(silver)mackerel tabby になるわけですが、同じ毛色の猫を例えるのに同じ魚を使ってるのに、日本語では色として、英語では模様として扱ってるのが面白いな~と思ったんで書いてみたんですが・・・書いてみたら意外としょーもなかったな(笑)

 

ちなみに茶トラですが、blown はもうキジトラに使われてるのでどうするか?

じゃあ light blown かと思いきや、この色は赤またはオレンジで表されて、red(orange)tabby になります。

色の範疇も言語によって変わるものなんですね。

でもこういう色の髪の毛のこと、日本語でも赤毛って言いますもんね。

 

ちなみにドイツ語では、日本語と同じでトラ(Tiger)を使います。

braun getigert , grau getigert , rot getigert 

となります。

 

フィンランド語では、前回使った raidallinen 以外に何か言い方があるかどうか、引き続き探していきたいと思います。

もっとも探し当てたところで、母国語でさえ今までちゃんと知らなかったような語彙、使う機会があるかは疑問ですが(笑)